Life Impressions

日々遊んでるゲームの感想をちゃんとアーカイブ化したかったのでブログやってみます。ゲーム以外の感想も書くかも。

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話の始まりはここから

>observer_紹介日記1

https://gl-game.hatenablog.com/entry/2019/04/03/084414

 

前回のお話

獣男に襲われるも奇跡的に助かった主人公。息子アダムの手がかりを得るため、高圧電線のケーブルに絡まり死んだ獣男の脳内を覗こうとマインドジャックを開始する。


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獣男の脳内は灰色の世界。遠くに見える小鹿が逃げていくのでそれを追っていく。

ヴィクターと呼ぶ声が通路に響いている。

どうやら獣男の名前はヴィクターで、この呼ぶ声は母親のものらしい。

ヴィクターはなにか障害を持って産まれたらしく(それか単に体が弱い引っ込み思案な子だったのか)、母親には過保護に育てられ、厳しい父親には叱責や蔑みを受けながら育った。


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周りの人に見下されたり嘲笑されたりするイメージが繰り返し出てくる。


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ヴィクターはそんな自分に無力感を覚えながら育ち、自分ではない何かになりたがった。

子供の頃にお伽噺や映画の中で見た、みんなに恐れられる狼の強さに憧れを募らせていく。

 

結果ヴィクターは拡張手術でその願いを叶えていく。でも自ら獣の様な姿になっていく息子を両親は理解しなかった。

この家族と理解し合えなかったことのイメージが、妻の死後息子と反目しあったダニエルの過去のイメージと混ざっていく。

 

アパートのあちこちにある謎の赤いバラの全てを集めておくと、このシークエンスで妻の墓が出現する。

息子アダムは自分の母親を奪った父親、そして医療と拡張手術の限界を憎み、大企業カイロンに入社できる程にその分野の研究に没頭していった…

(このお墓でやっとダニエルの妻の名前がローラだったことがわかった!)


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そしてヴィクターは無理な拡張手術で自分の体を変えていったことの副作用で精神の均衡が保てなくなっていった。ドラッグにすがるも、それを使うほど正気を失っていく。

ノヴァック夫妻やタトゥーショップの店主ジャックを殺害し、ダニエルのことも殺すタイミングを伺って尾行していた。

 

この記憶を見たことで、ダニエルは獣男ヴィクターの隠れ場所に続く通路の存在に気づく。

マインドジャックを終えると今回もかなり体力を消耗していた。

体と精神の限界を感じながら、ダニエルは獣男の隠れ場所に更なる手がかりを求めて向かう。

 

つづく!