ロシアン・ドール2期あるんだね。
ナターシャ・リオン演じる主人公ナディアがまんまOITNBのニッキー(お調子者のジャンキーで人たらしだけど実は繊細さと心の傷を抱えてるとかそういう感じ)なキャラクターだったのは楽しかったし、全体的に退屈せずに見たんだけど、終わってみるといまいちアランがナディアに対してどういう作用を及ぼした人物なのかがわからなくてモヤモヤする話だった。
予告編はこんな感じ。
— PS_pic (@gl_PSpic) 2019年6月13日
四角四面なアランにとって規格外な振る舞いをするナディアという人物は色々な驚きや気付きを与えてくれる人物で、ナディアにズケズケものを言われたりなんやかんや慰められたりの中で、自分の欠点(&それ故に彼女から一方的に別れを告げられること)と向き合える心理状態になれたことはわかった。
でもナディアにとってのアランは…?
ボロボロに傷ついて酔っぱらってたアランの姿が、自分の心の中に封じ込めてる傷ついた子供の存在を気付かせたとか?後はアランが部屋片付けた時に偶然母親の写真を見えるとこに置いたよねとか?
うーん…なんか弱過ぎる…
あ、アランを自殺から救ったことが母親の自殺というトラウマに作用したのか。
うーん…でもそれもなんかアランと母親の悩みや置かれてる状況が違い過ぎてしっくり来ない…強迫観念が強かったり、怒りの感情をコントロールできなかったりってとこがアランとナディアの母親の共通点なのかな?
でも「母親の存在に惑わされ過ぎてはいけない」ってことと「母親の代わりの誰かを自殺から助けてそのことによって自分も癒される」ってのは微妙に相反するような…??
結局ナディアがほぼニッキーなのにレズビアンじゃないのが個人的には終始違和感ってだけの話なのか…?!
突然始まった謎のタイムリープを、実は共有してる他人がいた!ってのは面白かったんだけど、なんでこの二人なのかっていう必然性みたいなとこがわからなかった…
ただ「本質から目をそらしてやり過ごす日常」をタイムリープとして表現するってのはすごいグサッと来た…。
ただ苦痛なだけの勤務時間をほぼ気絶状態でどうにか乗りきり、はっと気づくと一週間が終わってて先週やった筈の洗濯物がまた一週間ぶん溜まってる今の自分の日常は、正に何も変わらない一日を繰り返すタイムリープじゃないか!と改めて思い知らされた。
まあなんだかんだナターシャ・リオンが出るなら2期も見ると思う!