クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime
塩田千春展:魂がふるえる
ふたつとも行ってきたのでそれの感想。
ボルタンスキーとの出会いは大学の図書館。
美大に入ったものの友達もいないし絵を描く気も全くなく授業をサボりがちな自分はなにかの元をとろうとして(授業に出ろよ)図書館で映像作品を見ることにハマっていた。
んでボルタンスキーのドキュメンタリーかなんかのジャケットが気になって見てみて、多分8割方寝た。でもそのジャケットにもなってる作品(モニュメントシリーズ)の発電所の様な無機質さと祭壇の様な霊的な印象が混ざった不思議な感じと、なんかそれがホロコーストに関係してるらしいってことだけずっと頭に残ってた。
んでこの前(といっても数年前…)やった庭園美術館の展覧会も行ったんだけどその時は今回ほどぴんとこなかった…案外庭園美術館の建物との食い合わせが悪かったのかなーめちゃくちゃ広いとこでやった方がやっぱ楽しい。
エマージェンシーブランケットの上を電球がぶらぶらするだけの「黄金の海」。
エマージェンシーブランケットのきらきらの反射が電球に合わせて揺れてるのを見てるだけの時間、とても贅沢だった…。
んで塩田千春展。合わせてやってるピクサー展とチケット買う列が同じになってて地味に並んだ。
糸は近くでよく見ると、想像よりもかなり頑丈そうな素材でできてた。
塩田千春はいつか「皮膚からの記憶」を生で見てみたいな…
映像作品のバスタブで泥をかぶりつつけるやつも良かった。浴びても浴びても、泥。
塩田千春との出会いはなんか昔過ぎて何が始めだったのか…サイレントヒルの考察本で紹介されてたんだっけ?たいして生で作品を見たことないのに知らないうちに好きになってた。
やっぱもっと良い展覧会どんどん行かなきゃなーと思った。生きてる意味を思い出さなければ。あとタピオカもどんどん飲も。