休日恒例、展覧会のハシゴ。
暑いくらいの晴れと小雨を繰り返す変な天気だった。
まずは練馬区立美術館
「本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション」
13世紀~15世紀の写本のコレクション。
↓みたいな写本の余白を埋める謎挿し絵のことをドロルリー(drôlerie)と呼ぶらしい。drôlerieで画像検索すると幸せになれる。
牧歌的な挿し絵。
15~16世紀の時祷書(お祈り教本みたいなもの)のための版木とか。
まだ版画とか印刷とかの技術がなかった頃「写本作る作業何冊分かしたら死ぬ」みたいな人生、よくあることだったんだろうな…。
2階の写真とれないゾーンでは、モネとかシャガールや上村松園などの絵も展示されてた。
美術館に併設されてる公園のシャクナゲ?が咲きたてでキラキラしてた。
そして国立ハンセン病資料館へ。
今やってる企画展示は
「ハンセン病文学の新生面 『命の芽』の詩人たち」
療養所でさかんだった詩の創作。
治療薬プロミンの開発により、希望を感じさせる内容の詩を増やそうという機運が高まった時代の作品が中心。
↑の詩を西武池袋線内の広告でみて、いつか行こうと思ってた。
詩のプレートは撮影可だったので心に残ったものをいくつか。
朗読動画もある。↓詩の朗読は17分頃から。
【期間限定公開】小泉今日子さん朗読会「詩集『いのちの芽』を読み継ぐ」(国立ハンセン病資料館企画展関連イベント)アーカイブ配信 - YouTube
資料館で、苛烈な差別と排除の実態や治療法が確立されてなかった時代の症状について等、ハンセン病について合わせて知っていくと一番いいと思う。
資料館の部分がかなり充実していて完全無料なので興味ある人は是非。